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グラファイトヒーターの電気代は高い?メリット・デメリットや節電のコツも解説

グラファイトヒーターは、スイッチを入れるとすぐ暖かくなることで人気の暖房器具です。しかし、「電気代は高くない?」「どんなメリットやデメリットがあるの?」「他の暖房器具とどう違うの?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

この記事では、グラファイトヒーターの電気代の目安や節約のコツ、実際に使ってわかったメリット・デメリットを詳しく紹介します。さらに、購入前によくある質問もまとめているので、失敗しない暖房選びの参考にしてください。

目次

グラファイトヒーターの電気代は高い?

グラファイトヒーターは電気で動く暖房器具のため、毎日使うとなると電気代が気になる方も多いと思います。ここでは、あくまで一般的な目安としての消費電力と電気代の参考例を紹介しながら、節約のポイントや他の暖房器具との使い方もご紹介します。

※以下は筆者が調べた内容を元にした一般的な参考情報で、実際の電気代は契約している電力会社のプランや使用環境により変わります。あくまで目安としてご覧ください。

消費電力と1時間あたりの電気代目安

グラファイトヒーターの消費電力は、機種によっておおよそ450Wから900Wほどです。

一般的な家庭用電力料金の目安(1kWhあたり約31円前後と仮定)で計算すると、電気代は次のようになります。

モード消費電力1時間あたりの電気代(目安)
約450W約14円
約900W約28円

このように、1時間使って数十円程度ですが、毎日数時間使う場合は月々の電気代に影響してくる可能性があります。

たとえば、強モードで1日4時間使用した場合:

  • 1日:28円 × 4時間 = 約112円
  • 1ヶ月(30日):約112円 × 30日 = 約3,360円

ただし、これはあくまで試算です。使用する時間や出力、電力契約によって実際の料金は変わります。

エアコン・石油ファンヒーターとの電気代比較

グラファイトヒーターの購入を検討している方の中には、「他の暖房器具と比べて電気代はどうなんだろう?」と気になる方も多いと思います。ここでは、あくまで筆者が調べた範囲での電気代の目安として、エアコンや石油ファンヒーターと比べた違いをわかりやすく紹介します。

まず、グラファイトヒーターの電気代は、1時間あたりでおおよそ14円〜28円程度(450〜900Wの場合)と言われています。

次に、エアコンの電気代ですが、暖房能力が「6畳〜12畳用」の一般的なタイプだと、およそ15円〜25円前後であることが多いようです。冷房よりも暖房の方が消費電力が多くなりがちですが、最近のエアコンは省エネ性能が高いため、部屋全体を長時間あたためるのに向いています。

石油ファンヒーターの場合は、灯油が燃料になるので、電気代自体はあまりかかりません(点火時やファンの動作に使われる程度)

ただし、灯油代が必要になります。たとえば、1リットルあたり約100円前後とすると、1日数時間使えば1週間で数リットル使うことも。結果的には、電気代よりも灯油代がランニングコストに影響することになります。

暖房器具ごとのランニングコストの特徴

暖房器具電気代の目安(1時間)備考
グラファイトヒーター約14〜28円即暖性が高く短時間利用に向いている
エアコン(6〜12畳用)約15〜25円長時間使うなら効率が良い
石油ファンヒーター数円(電気代)+灯油代あり燃料代はかかるが、暖房能力は非常に高い

こうして比較してみると、「グラファイトヒーターの電気代は特別高いわけではないけれど、使い方によってはトータルのコストに差が出る」ということがわかります。

短時間だけ素早く暖まりたいならグラファイトヒーター、長時間部屋全体を暖めるならエアコンや石油ファンヒーターというように、用途に合わせた使い分けがポイントです。

また、グラファイトヒーターは部分的に使うことで効率的に体を温められるため、他の暖房器具との併用もおすすめです。たとえば「エアコンで部屋を暖め、足元にグラファイトヒーターを使う」などすると、設定温度を下げられて結果的に電気代の節約にもつながることがあります。

他の暖房器具と比較したときの使い分け

グラファイトヒーターは「すぐに体を暖めたい」目的で使うのに非常に向いていますが、部屋全体を長時間暖める用途では、エアコンや石油ファンヒーターなどの方がランニングコストが安くなるケースもあるようです。

特にエアコンは、室温が一定になると消費電力が抑えられる仕組みを持っているため、長時間使うならエアコンの方が結果的に電気代が安くなることもあると言われています。

一方、グラファイトヒーターは短時間・小スペース向きなので、補助暖房としての役割がぴったりです。

電気代を抑える使い方のコツ

グラファイトヒーターはすぐに暖まる便利な暖房器具ですが、何も考えずに長時間使っていると、気づかないうちに電気代がかさんでしまうことがあります。でも、ちょっとした工夫をするだけで、毎月の電気代を抑えることができます。

ここでは、筆者自身も実践している、簡単にできる節約のコツをご紹介します。

1. 強モードから弱モードに切り替える

最初に部屋が寒いと感じるときは、強モードで一気に暖めたくなりますよね。それ自体は問題ありません。ただし、ずっと強モードのままにしておくと、消費電力が多くなり、電気代がどんどん上がってしまいます。

ポイントは、「暖かくなったら弱モードに切り替える」こと。弱モードでも近くに置けば十分暖かさを感じられるので、無理なく節電できます。

2. タイマーや自動オフ機能を使う

グラファイトヒーターには、タイマー機能や自動で電源が切れる機能がついている製品もあります。これらの機能を活用することで、「つけっぱなし」を防ぐことができます。

特に寝る前や朝の支度中など、「つけたまま出かけてしまった」「寝落ちしてしまった」なんてことが多い方には、1時間タイマーやスリープモードの活用がおすすめです。

3. 体の近くに置いて、効率よく使う

グラファイトヒーターは空気を暖めるのではなく、体や物を直接暖めるタイプです。だからこそ、遠くに置いてもあまり効果を感じにくく、ついつい強モードを使いがちに。

できるだけ近く(1m以内が理想)に置いて、足元や腰回りを重点的に暖めると、弱モードでもしっかり暖かく感じます。特にデスクワークや洗面所など、短時間で効率よく使えるシーンにぴったりです。

4. 他の暖房器具と組み合わせて使う

部屋全体を暖めたいときにグラファイトヒーターだけを頼ると、無駄に長時間強モードを使ってしまいがちです。

そんなときは、エアコンやこたつなど他の暖房器具と組み合わせて使うのがおすすめ。たとえば、エアコンで部屋全体を暖めたうえで、足元だけグラファイトヒーターで補うと、エアコンの設定温度を低めにできるため、結果的に節電につながります。

5. 契約している電力プランを見直すのもひとつの方法

これは暖房器具に限った話ではありませんが、電気代を節約したい場合、契約している電力会社やプランを見直すのも一つの方法です。

例えば、使用時間帯によって料金が変わる「時間帯別プラン」や、基本料金がかからない「従量制プラン」などに切り替えることで、トータルの電気代を下げられる可能性もあります。

もちろん、ご家庭の使用状況やライフスタイルによって適したプランは変わりますので、気になる方は一度シミュレーションしてみるのもおすすめです。

このように、グラファイトヒーターはちょっとした工夫で十分に節電できますし、快適さを損なうことなく使えるのが大きな魅力です。

グラファイトヒーターのデメリット

グラファイトヒーターは多くのメリットを持つ一方で、注意すべきデメリットも存在します。購入後に後悔しないためにも、あらかじめその弱点を理解しておくことが大切です。

ここでは、実際に使ってみて感じやすいデメリットと、使い方の工夫による対策について紹介します。

部屋全体を暖めるのが苦手

グラファイトヒーターの暖房方式は「輻射熱」です。これは、空気ではなく人や物体に直接熱を伝える仕組みのため、部屋の空気全体を均等に暖める力はあまり強くありません。

そのため、例えば10畳以上の広いリビングや吹き抜けのある空間では、部屋全体がポカポカするまでには時間がかかる、またはそもそも暖まりきらないという声もあります。

実際にユーザーのレビューでも「足元はすぐに暖かくなるが、天井付近の空気は冷たいまま」「部屋全体を暖めたいならエアコンの方が向いている」といった意見が見られます。

この弱点を補うためには、以下のような使い方がおすすめです。

  • エアコンとの併用で空気と人の両方を効率よく暖める
  • 脱衣所やデスク下など、小空間や部分的な利用に限定する
  • 反射板やパネル付きモデルを選び、熱の拡散範囲を広げる

空間全体を暖める力を期待しすぎず、「スポット暖房」として割り切って使うことがポイントです。

電気代が高くなりやすいケース

「電気代が安い」とよく言われるグラファイトヒーターですが、使用状況によっては意外と高額になることもあります。

とくに注意したいのが以下のようなケースです。

  • 長時間の連続使用
  • 常に強モードでの運転
  • 広い部屋でメイン暖房として使用

たとえば900Wの強モードを1日8時間使った場合、1ヶ月の電気代は約6,700円に達します(電気料金目安31円/kWh計算)。これはエアコンや石油ファンヒーターと同等、もしくはそれ以上になる場合も。

また、電気代が時間単位で発生するため、つけっぱなしにしてしまうと無駄が多くなります。対策としては、タイマー付きモデルを選んだり、体が温まったら早めに電源を切る習慣を持つことが大切です。

設置場所や使い方の注意点

グラファイトヒーターはシンプルな構造ですが、以下のような使い方や設置には注意が必要です。

前方に物を置かない:輻射熱は前方へ一直線に進むため、前に遮る物があると暖かさが伝わらなくなります。カーテンやソファの下などへの設置はNGです。

転倒しない場所に置く:床が不安定な場所や、ペットや小さな子どもがいる家庭では、思わぬ事故につながる可能性があります。転倒オフ機能があるモデルを選ぶことも大切です。

高温注意:本体表面が非常に熱くなるため、うっかり触れるとやけどの危険があります。特に子どもがいる家庭では、目の届く範囲での使用を心がけましょう。

乾燥しないからといって過信しない:空気は乾燥しにくいものの、体感温度が高いため汗をかいて風邪をひく可能性も。温度調整や適度な換気は忘れずに行いましょう。

このように、便利で高性能なグラファイトヒーターですが、使用方法を誤ると逆に快適さが損なわれることもあります。メリットだけでなく、デメリットも正しく理解したうえで使うことが快適な冬の生活には欠かせません。

グラファイトヒーターのメリット

グラファイトヒーターは、その即暖性や静音性、空気の乾燥を抑える点など、他の暖房器具にはない多くの利点を備えています。ここでは、グラファイトヒーターがなぜ人気なのか、その魅力をわかりやすく紹介していきます。

立ち上がりが早くすぐ暖まる

グラファイトヒーター最大の特長は「圧倒的な立ち上がりの速さ」です。一般的なカーボンヒーターやセラミックヒーターは、スイッチを入れてから数十秒〜数分かけて暖かくなりますが、グラファイトヒーターはわずか1秒ほどで発熱します。

これは、発熱体に使われている黒鉛(グラファイト)の優れた熱伝導性によるものです。電流を流すと瞬時に遠赤外線を放射し、すぐに身体を暖めてくれるため、寒い朝や帰宅直後の冷え切った部屋でもすぐに暖を取ることができます。

特に、朝の支度中や夜中のトイレ、ちょっとした作業中など、「短時間だけ暖まりたい」といったシーンに最適です。また、高齢者や子どもなど、寒さに敏感な人のいる家庭では非常に重宝されます。

乾燥しにくく空気が汚れない

冬場の暖房器具で悩まされるのが、空気の乾燥です。エアコンや石油ファンヒーターは空気を暖める方式のため、室内の湿度が下がりやすく、肌のカサつきやのどの不快感を引き起こすことがあります。

しかし、グラファイトヒーターは「輻射熱」によって人や物を直接暖める仕組みのため、空気自体を暖めずに快適な暖かさを実現できます。そのため、湿度の低下を抑え、肌や喉にも優しいのが大きなメリットです。

さらに、燃焼を伴わない電気式のため、一酸化炭素などの有害ガスも発生せず、部屋の空気をクリーンなまま保つことができます。換気の必要がないため、冷気を取り込む心配もありません。

乾燥による風邪の悪化や、加湿器との併用を気にする必要が少なくなるのは、健康面でも大きな安心材料です。

静音性と安全性の高さ

グラファイトヒーターはファンなどの駆動部品がなく、動作音がほとんどしない構造となっています。そのため、作動音はほぼ無音で、静かな空間でも気になりません。

以下のような場所に最適です。

  • 寝室(就寝中も快適)
  • 勉強部屋(集中力を妨げない)
  • オフィスや在宅ワーク中のデスク周り

また、安全性の高さも特徴です。燃焼を伴わないので火災リスクが低く、転倒時に自動で電源が切れる「転倒オフスイッチ」や「温度センサー」「チャイルドロック」など、安全設計が施されているモデルも多く、小さなお子様やペットのいる家庭でも安心して使えます。

一人暮らし・脱衣所・寝室に向いている理由

グラファイトヒーターは、広範囲を暖めることよりも「ピンポイントで素早く暖める」ことが得意です。そのため、以下のようなシーンや環境にぴったりです。

  • 一人暮らしのワンルーム:部屋全体を暖める必要がなく、短時間の使用が多いため、省エネにもつながります。
  • 脱衣所やトイレ:寒い場所に短時間だけ滞在する場面では、瞬間的な暖かさが何より重要。
  • 寝室やベッドサイド:音が静かで乾燥しにくく、安全性が高いため、睡眠を妨げません。

このように、グラファイトヒーターは「必要なときに、必要な場所だけを素早く暖める」ことに特化しているため、日常生活の中での“ちょい暖”需要に完璧にフィットする暖房器具です。

グラファイトヒーターについてよくある質問

寒い季節に活躍するグラファイトヒーターですが、初めて使う方にとっては不安や疑問も多いはずです。安全性はどうなのか、電気代は高くないのか、どんな部屋に向いているのかなど、よくある質問をまとめました。購入前や使用中の参考にしてください。

Q1. グラファイトヒーターは子どもがいる家庭でも安全に使えますか?

はい、安全性の高いモデルが多く販売されています。転倒オフスイッチ、チャイルドロック、過熱防止機能などが搭載された製品を選ぶと安心です。ただし、本体表面は熱くなるため、手が届かない場所への設置や見守りも大切です。

Q2. グラファイトヒーターはどのくらいの広さまで暖められますか?

機種にもよりますが、目安としては3〜6畳程度の小空間に向いています。輻射式のため、空気を暖めるのではなく、直接体や物に熱を伝えるので、広い部屋全体を暖める用途には不向きです。補助暖房としての活用が効果的です。

Q3. 電気代が心配です。グラファイトヒーターは高くつきますか?

消費電力は主に600〜1200W程度で、1時間あたりの電気代は約16〜32円(1kWhあたり27円換算)です。長時間使うとエアコンより高くなることもありますが、短時間で即暖できるため、使い方次第で節約可能です。

Q4. オイルヒーターやセラミックヒーターと比べてどうですか?

オイルヒーターは空気全体をじんわり暖めるため時間がかかりますが、乾燥しにくい点が魅力です。セラミックヒーターは即暖性がありますが、風で空気を暖めるため乾燥しやすいです。グラファイトヒーターは即暖・静音・乾燥しにくさのバランスに優れています。

Q5. 一人暮らしやワンルームでの使用は向いていますか?

非常に向いています。狭い部屋での使用に適しており、足元や寝起きの冷え対策にも最適です。静音性が高く、軽量で移動もしやすいため、在宅ワークや省スペースの生活にぴったりの暖房器具といえます。

まとめ

グラファイトヒーターは、即暖性に優れた便利な暖房器具です。短時間で体をしっかり暖められるため、脱衣所や足元、寝室などでの使用にとても向いています。ただし、電気代は使い方によっては高くなることもあるため、上手に使うことがポイントです。

メリット・デメリットをしっかり理解し、部屋の広さや使う場所に合ったモデルを選べば、グラファイトヒーターは冬を快適に過ごす心強い味方になります。記事内のQ&Aも参考にしながら、あなたにぴったりの使い方を見つけてください。

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